創作に使えそうな｢女郎花｣の色々

女郎花基本情報

備考

● 秋の七草の一つ
女郎花おみなえし・薄すすき・桔梗ききょう・撫子なでしこ・藤袴ふじばかま・葛くず・萩はぎ
「お好きな服は」と覚える
万葉集にある山上憶良やまのうえのおくらの歌に由来する

● 別名｢粟花あわばな｣「敗醤はいしょう」｢オミナメシ｣「血目草ちめぐさ｣

● 同じオミナエシ科オミナエシ属で
白い花が咲く｢男郎花おとこえし｣という花もある

● 京都府八幡市には女郎花という地名が有り
その地に伝わる話がある
平安時代、八幡に｢小野頼風おののよりかぜ｣という男がいた
頼風は京の都に深い契りを結んだ女がいたが
いつの日か疎遠になり
想いあぐねた京の女は頼風を訪ねに八幡へと行った
するとそこには別の女がおり
頼風の心変わりを悟った京の女は川に身を投げてしまった
その時に脱ぎ捨てた服が朽ち
そこから女郎花が咲いたそうな
頼風がその花に近寄ると避けるように遠のき
遠ざかると元に戻ったのを見て
京の女が自分をそこまで恨んでいたのかと思い
自分の川に身を投げたのだった

● ｢女郎花色｣という日本の伝統色がある

#f2f2b0

花言葉色々

・美人・永久・忍耐・親切
・はかない恋・約束を守る
・心尽くし・美しさ・佳人

etc…

薬草としての効能

生薬名は｢敗醤｣
乾燥させると腐った醤油のニオイがする事から

主に根や葉を使用
利尿効果・消炎作用 鎮静作用・排膿作用

各国女郎花の呼ばれ方

※１オミナエシ属