スミレ基本情報
和名 | 英語スペル | 咲く季節 |
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菫 | violet | 4~5月 |
主な色 | 科・属 | 名前の由来 |
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紫、青、黄など | スミレ科 スミレ属 | 花の形が墨入れに似ている (諸説あり) |
備考
● スミレ科の総称としてのスミレと
「スミレ(Viola mandshurica)」という個人名がある
「スミレ(Viola mandshurica)」は
別名「マンジュリカ」というモノもある
● スミレは漢字で書くと「菫」だが
最強の毒花「トリカブト」も正式な漢字で「菫」と書く
● スミレの仲間は世界に500種くらいある
日本でも50種類くらいが知られている
● ギリシャ神話で太陽神アポロンが
羊飼いの女性「イア」に恋し求婚したのですが
イアには婚約者がいたので
アポロンからの求婚を断ると
アポロンは憤慨し、イアをスミレに変えてしまった。
● ギリシャ神話で主神ゼウスが
紫の瞳を持つ巫女「イオ」と
愛し密会するようになりました
ある日、妻のヘラにバレそうになったため
イオを雌牛に変えてしまいました。
ゼウスはイオの為に食用のスミレを
植えてあげましたが
ヘラにバレてしまい、
イオを星にし、スミレを紫にしました。
● ローマ神話で
愛の女神ヴィーナスとキューピッドが
散歩中のこと、踊っている乙女達がいました
ヴィーナスは
「乙女達と私、どっちが美しい?」と聞くと
キューピッドは「乙女達」と答えました
怒ったヴィーナスは乙女達を殴り、
顔が紫色に腫れてしまいました。
哀れんだキューピッドは
乙女達をスミレへと変えました。
● シェイクスピアの「真夏の夜の夢」では
ニオイスミレが恋の媚薬として登場している
花びらを搾った雫を眠っているモノのまぶたに塗ると
そのモノが目覚めて一番最初に見たモノに惚れるらしい。
● 「菫色」という日本の伝統色がある
#7054a0
● 「バイオレット」という世界の伝統色がある
#714f9d
花言葉色々
・謙虚・誠実・小さな幸せ
● 紫
・貞節・愛
● 白
・あどけない恋・純潔・無邪気な恋
● 桃
・愛・希望
● 青
・用心深さ・愛情
● 黄
・つつましい喜び・田園の幸福
etc…
香りやお茶の効能
スミレ科の中でも香りが強い種「ニオイスミレ」の
香り効果やお茶の効能を色々紹介
※根と種は食べられないので注意
香りの効能
リラックス効果や鎮静作用 |
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頭痛・二日酔いを緩和 不眠症を改善 |
薬草・お茶としての効能
呼吸器官系のトラブル緩和や沈痛作用 |
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気管支炎・のどの痛み・咳・痰の緩和 頭痛・偏頭痛・関節痛などを緩和 |
各国スミレの呼ばれ方
スペル | 発音 | 言語 |
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菫 | すみれ | 日本語 |
紫罗兰 堇菜 | ズールオラン ジンツァイ | 中国語 |
제비꽃 바이올렛 | チェビッコッ バイオレット | 韓国語 |
violet | ヴァイオレット | 英語 |
veilchen | ファイルヒェン | ドイツ語 |
violette | ヴィオレット | フランス語 |
viola violetta | ヴィオラ ヴィオレッタ | イタリア語 |
violeta | ヴィオレータ | スペイン語 |
viooltjes | フィオーチェス | オランダ語 |
ibolya | イボヤ | ハンガリー語 |
fiołek | フィオウェク | ポーランド語 |
μενεξές βιολέτα ίον | メネクセス ヴィオレータ イオン | ギリシャ語 |
violeta | ヴィオレータ | ポルトガル語 |
viol | ヴィオル | スウェーデン語 |
orvokki | オルヴォッキ | フィンランド語 |
fiol | フィオール | ノルウェー語 |
fjólur | フィオールフ | アイスランド語 |
фиалка | フィアールカ | ロシア語 |
žibuoklės | ジブオクレス | リトアニア語 |
vijolītes | ヴィオリータス | ラトビア語 |
kannikesed | カニケセッド | エストニア語 |
menekşeler | メネクシェラ | トルコ語 |
بنفسج | バナフサジュ | アラビア語 |
viola | ウィオラ | ラテン語 |