創作に使えそうな｢芍薬｣の色々

芍薬基本情報
創作に使えそうな資料
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芍薬基本情報

和名	英語スペル	咲く季節
芍薬しゃくやく	peony chinese peony common garden peony	5～6月

主な色	科・属	名前の由来
赤、桃、白、紫	ボタン科ボタン属	日本語で「しなやかで優しい姿」を意味する｢綽約｣(しゃくやく) から

備考

● 別名、花の宰相の意味を持つ
｢花相かしょう｣
顔が佳いの意味を持つ
｢貌佳草かおよぐさ｣
他にも｢夷草えびすぐさ｣「将離しょうり」などなど

● ｢立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花｣という
美しい女性の立ち居振る舞いを例えた言葉があるが
元は生薬の使い方を表した言葉
｢立てば芍薬｣
イライラ気が立っているモノに対して
芍薬の根を処方すると、
気を鎮め血流が良くなり
筋肉のこわばりや痛みが良くなる。

｢座れば牡丹｣
座ってばかりで血流が滞ったモノに根の皮を処方し
血流を良くする。

｢歩く姿は百合の花｣
心身を悪くしフラフラ歩くモノに
百合の根を処方し、動悸・不眠を改善する。

● 同じボタン科ボタン属の｢牡丹｣も
英語で｢peony｣と一緒くたにされているが
きちんと違いがある

	牡丹	芍薬
葉っぱ	ギザギザ切れ込みが有りツヤが無い	丸みが有りツヤツヤしている
香り	あまりない	フローラル
花びら	花びらが一枚ずつ落ちる	花まるごと落ちる
分類	木の仲間	草の仲間

● 江戸時代から明治時代に熊本藩の武士は
精神の修養として園芸が推奨されていた
その中で後に｢肥後六花｣として
肥後椿、肥後芍薬、肥後花菖蒲
肥後朝顔、肥後菊、肥後山茶花
先人達が護り伝えてきた美と誇りと修練の花たちがある

● 江戸時代、茶席の場で飾られる
｢茶花｣として人気を博した

● 平安時代に日本に来て以降
日本で品種改良されたモノは「和シャクヤク」
ヨーロッパで改良されたモノは「洋シャクヤク」

伝統色、色々

※カラーコードはサイトや書籍によって微妙に違うので
参考程度にとどめておいてください

世界の伝統色
｢ピアニー｣

#A03B79
R:160 G:59 B:121
C:20 M:80 Y:0 K:30

花言葉色々

全般

・恥じらい・はにかみ
・誠実・つつましさ・謙遜

色別

●赤
・誠実・荘厳・はにかみ・威厳

●桃
・恥じらい・はにかみ

●紫
・怒り・憤怒

●白
・幸せな結婚・満ち足りた心

etc…

生薬としての効能


血行改善・鎮痙鎮痛鎮静作用血圧降下・腰痛腹痛改善筋肉のこり改善女性特有の体調不良を和らげる

各国芍薬の呼ばれ方

スペル	発音	言語
芍薬	しゃくやく	日本語
芍药	シャオヤオ	中国語
적작약	チョクチャクヤク	韓国語
peony chinese peony common garden peony	ピオニーチャイニーズピオニーコモンガーデンピオニー	英語
Pfingstrose Chinesische Pfingstrose Milchweiße Pfingstrose	フィングストローゼシニズィシェフィングストローゼミルヒヴァイスフィングストローゼ	ドイツ語
Pivoine Pivoine de Chine	ピヴォワーヌ/ピヴォワンヌピヴォワーヌドゥシナ	フランス語
Peonia	ペオニア	イタリア語
peonía peonía china	ペオニアペオニアチーナ	スペイン語
Pioen	ピオン	オランダ語
bazsarózsa Illatos bazsarózsa	バザローザイラトスバザローザ	ハンガリー語
Piwonia Piwonia chińska	ピヴォニアピヴォニアチンスカ	ポーランド語
παιώνια	ペオニア	ギリシャ語
peónias	ペオーニアス	ポルトガル語
pion luktpion	ピオンルクトピオン	スウェーデン語
pioni kiinanpioni	ピオニキーナンピオニ	フィンランド語
pion Silkepion	ピオンシルケピオン	ノルウェー語
bóndarós	ボンダロス	アイスランド語
Пион Пион молочноцветковый	ピオンピオンモロチノトスヴェトコヴィ	ロシア語
bijūnas Puikusis bijūnas	ビユーナスプイクシスビユーナス	リトアニア語
peonija	ペオーニヤ	ラトビア語
pojeng valgeõieline pojeng	ポイェングヴァルゲウイエリネポイェング	エストニア語
şakayığı Çin şakayığı	シャカユウジンシャカユウ	トルコ語
الفاوانيا	アルファワンヤ	アラビア語
		ラテン語