
トリカブト基本情報
和名 | 英語スペル | 咲く季節 |
---|---|---|
鳥兜 | aconite Helmet flower | 8~10月 |
主な色 | 科・属 | 名前の由来 |
---|---|---|
紫、青、白など | キンポウゲ科 トリカブト属 | 雅楽のときに使う烏帽子「鳥兜」 |
備考
● 有名な毒草
全部位危険だが、特に根が危険。
フグ毒「テトロドトキシン」に次ぐ毒性だと言われている。
即効性があり、触っただけでも中毒に陥る可能性がある
● その高い毒性から毒矢としても利用され
エスキモーやアイヌが罠や狩りに使用した
● 山菜と間違い誤って採取、誤食してしまい
中毒になる事例も多数ある
特に同じキンポウゲ科で同じ所に生えていることの多い
「ニリンソウ」と間違えやすいので注意が必要
● ギリシャ神話に登場するアテナイの王子「テーセウス」は
長い旅を終え、逞しく成長し帰還した。
そんな息子にアテナイ王は気づかなかったが
「コルキスの魔女」王妃メディアは即正体に気づき
王にテーセウスの毒殺を提案、提案に乗ってしまう王
あわや毒入り杯に口をつけてしまうその前に
王は彼の持っていた剣とサンダルに気づき息子だとようやく気づく。
毒殺は失敗。その毒物がトリカブトだった
● 「東海道四谷怪談」に登場し、毒をもられたお岩さん
「薬」と称しておくられた物が「トリカブト」だった説がある
● 別名「カブトギク」「カブトバナ」「アコニツム」
● 古代ローマでは近縁者や権力者の毒殺に
用いられたことから「継母の毒」と呼ばれていた
● 「菫」という漢字は「スミレ」と読むことが多いが
「トリカブト」とも読む
● 非常に毒性が高い毒物だが
毒性を弱めて使用すれば薬にもなる
生薬として使用する場合「附子」と呼ばれる
● 逆に毒として使用する場合は「附子」と呼ばれる
容姿が良くないものの事を「ブス」と呼ぶが
そのブスの由来はコレ。
トリカブトを飲むと表情が麻痺してしまうことから。
花言葉色々

・騎士道・栄光
・厭世的・人間嫌い・復讐
・敵意・あなたは私に死を与えた
etc…
各国トリカブトの呼ばれ方
スペル | 発音 | 言語 |
---|---|---|
鳥兜 | とりかぶと | 日本語 |
乌头 附子 | ウートウ フーズィ | 中国語 |
투구꽃속 | トゥグコッソ | 韓国語 |
aconite monkshood wolfsbane devil’s helmet | アコナイト モンクスフード ウルフズベイン デビルズ ヘルメット | 英語 |
Akonit Eisenhut Sturmhut Wolfswurz | アコニート アイゼンフート シュトルムフート ヴォルフズヴルツ | ドイツ語 |
aconit aconit Tue-loup | アコニート アコニート トゥールー | フランス語 |
aconito | アコニト | イタリア語 |
acónito | アコニト | スペイン語 |
monnikskap | モンニクスカップ | オランダ語 |
sisakvirág | シサクヴィラーグ | ハンガリー語 |
tojad | トヤド | ポーランド語 |
ακόνιτο λυκοκτόνο | アコニート リコクトーノ | ギリシャ語 |
acônito | アコーニト | ポルトガル語 |
stormhattar | ストルムハッター | スウェーデン語 |
ukonhatut | ウコンハト | フィンランド語 |
akonitt hjelmslekta | アッコニット イェルムスレクタ | ノルウェー語 |
bláhjálmar | ブラウヘヤルマー | アイスランド語 |
аконит Борец | アコニット バリエツ | ロシア語 |
kurpelė | クレペレ | リトアニア語 |
kurpītes | クルピータス | ラトビア語 |
käoking | ガオキング | エストニア語 |
トルコ語 | ||
آقونيطن | アルコニトン | アラビア語 |
ラテン語 |
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