創作に使えそうな｢牡丹｣の色々

牡丹基本情報
創作に使えそうな資料
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牡丹基本情報

和名	英語スペル	咲く季節
牡丹	peony paeony tree peony	4～5月

主な色	科・属	名前の由来
赤、桃、白、黄	ボタン科ボタン属	「牡」はオス「丹」は赤

備考

● 別名がいっぱいある
｢花神かしん｣「百花ひゃっかの王おう」｢国色天香こくしょくてんこう｣「花王かおう」などなど

● 美しさを象徴する植物

● ｢立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花｣という
美しい女性の立ち居振る舞いを例えた言葉があるが
元は生薬の使い方を表した言葉
｢立てば芍薬｣
イライラ気が立っているモノに対して
芍薬の根を処方すると、
気を鎮め血流が良くなり
筋肉のこわばりや痛みが良くなる。

｢座れば牡丹｣
座ってばかりで血流が滞ったモノに根の皮を処方し
血流を良くする。

｢歩く姿は百合の花｣
心身を悪くしフラフラ歩くモノに
百合の根を処方し、動悸・不眠を改善する。

● 同じボタン科ボタン属の｢芍薬｣も
英語で｢peony｣と一緒くたにされているが
きちんと違いがある

	牡丹	芍薬
葉っぱ	ギザギザ切れ込みが有りツヤが無い	丸みが有りツヤツヤしている
香り	あまりない	フローラル
花びら	花びらが一枚ずつ落ちる	花まるごと落ちる
分類	木の仲間	草の仲間

● 元々は薬用として使用されていたが
盛唐期以降「花の王」として
愛好された

● 猪肉のことを｢牡丹｣というが
肉の色が似ているから
または盛り付けるときに花の形になっていることから
そもそも肉が花の名前で呼ばれているのは
江戸時代の｢生類憐みの令｣で
動物を食べることが禁止されていた
しかしこっそりと花の名前で流通させ
人々に深く浸透していき
今でも使われているのであった
また猪肉は｢山鯨｣とも言われていた

伝統色、色々

※カラーコードはサイトや書籍によって微妙に違うので
参考程度にとどめておいてください

日本の伝統色
｢牡丹｣

#E55A9C
R:229 G:90 B:156
C:3 M:77 Y:0 K:0

日本の伝統色
｢牡丹鼠｣

#DFDCE0
R:223 G:220 B:224
C:1 M:5 Y:0 K:16

花言葉色々

全般

・王者の風格・富貴・高貴
・恥じらい・壮麗・誠実・人見知り

etc…

生薬の効能

｢花の王｣と呼ばれる花の根の皮を使用し｢牡丹皮｣と呼ばれる薬となる
抗炎症作用・鎮静作用頭痛抑制・月経痛抑制血行促進

各国牡丹の呼ばれ方

スペル	発音	言語
牡丹	ぼたん	日本語
牡丹	モウタン	中国語
모란	モラン	韓国語
peony paeony tree peony	ピオニーピオニーツリーピオニー	英語
Päonie Pfingstrose Strauch-Pfingstrose	ペオーニエフィングストローゼシュトラオホフィングストローゼ	ドイツ語
Pivoine Pivoine arbustive	ピヴォワーヌ/ピヴォワンヌピヴォワーヌアルブスティヴ	フランス語
Peonia	ペオニア	イタリア語
peonía	ペオニア	スペイン語
Pioen	ピオン	オランダ語
bazsarózsa Fás bazsarózsa	バザローザファズバザローザ	ハンガリー語
Piwonia Piwonia drzewiasta	ピヴォニアドジェヴィアスタピヴォニア	ポーランド語
παιώνια	ペオニア	ギリシャ語
Peónias	ペオーニアス	ポルトガル語
pion buskpion	ピオンブスクピオン	スウェーデン語
pioni pensaspioni	ピオニペンサスピオニ	フィンランド語
pion Trepion	ピオントレピオン	ノルウェー語
bóndarós	ボンダロス	アイスランド語
Пион Пион древовидный	ピオンピオンドレヴォヴィドニィ	ロシア語
bijūnas Krūminis bijūnas	ビユーナスクルーミニスビユーナス	リトアニア語
peonija	ペオーニヤ	ラトビア語
pojeng põõsaspojeng	ポイェングポーサスポイェング	エストニア語
şakayığı	シャカユウ	トルコ語
الفاوانيا	アルファワンヤ	アラビア語
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